タケコ・心臓病闘病記 
 
 
元気が無い! 2001.12.27
 
26日に病院に行って、先生から利尿剤を追加で貰った。

その時、恐れていた事を聞いてみたら、まだ他に薬はあるので、そんなに心配しなくてもいい、とのコト!!
つよい薬になる、ということはタケコにとっては可哀相なコトなんだけど、ワタシにとっては「まだタケコといられる」と、ちょっと一安心だった。

しかし、翌日、会社から戻ってみると、この真冬のクソ寒い最中に外でウツラウツラと寝ている…。
オカンに「なんで外に出してるん?」と聞くと、本人が嫌がって家に入らないのだという…。
すぐタケコに近寄って呼んで見ても反応はとても鈍く、揺さぶって初めて目を開ける始末ですぐに目を閉じ、眠ってしまう
呼吸は荒く、ゼーゼー言っている。
モノを食べても全部吐いてしまう、吐く物がない時は白い泡のようなものを吐いていたらしい。
今日は1日外にいて、オシッコも玄関先でやっていたらしい。
とてもとても、散歩にも行けそうな元気も見当たらなかった。

とにかく、かなりしんどそうなのと、本人が嫌がっているのでしばらく外において様子を見ようということに。


ああ、しんど、、、。

その間にワタシはネットでこんな症状の症例がないか、調べて見た。
そうしたら、こんなフレーズが…。

心臓病から肺気腫が起こると、ゼーゼーと苦しそうな咳をして、呼吸から体が暑くなり、涼しい場所に居たがる

肺気腫が進行すると白い泡のような吐しゃ物が出る、また、それが進行すると喀血する

とにかく涼しくて暗い場所、本人が好む場所に置いておいてやること、死にそうなら側にいてやること

ガビガビガビーン…。
全部当てはまる…。

肺気腫を防ぐために利尿剤飲ませてたのに、量を増やすのが怖くて、我慢させていたのが悪かったのか?!
でも、タケコは本当に死にそうな勢いで、とにかくもうタケコの好きなようにしてやろうとパニクった心で決意。

ゴハンは、ほんの少しだけ食べた。
お散歩もゆっくり、ゆっくり、オシッコだけしに行った。
でも、家には入ってくれなかった。
こんな寒い日に、今まで外で夜明かしした事もない、病気の老犬を外に置いておいていいのだろうか…。

でも、本当にタケコと、お別れなのかもしれない、と、覚悟してたから、凍死か病死を掛けて外で寝させることにした。
キャンプ用のテントシートで仮設のお家を作ってやり、その中に入れてあげる。
レジャーシートや湯たんぽでなるべく暖かくしてあげた。
もし、次の朝、タケコが死んでいても後悔しないくらい、タケコを何度も撫で、抱きしめて、遅くまで一緒にいた。


作った外の簡易小屋

そして翌日、タケコは生きていた。
食欲はまだあまり無かったけど、散歩には行けた。

心配しながら、会社に行き、戻ってくると、仮設テントの中から出てきて尻尾を振ってくれた(TДT)
もう、本気でダメだと思っていただけに、この感動は物凄かった〜。
それから、少しずつ、ゴハンも食べるようになってきたけれど、相変わらず食べると吐いてしまうような日々。

食欲はあるのに、心臓が肥大して内臓をすべて圧迫しているので、胃に入った食べ物も全て吐いてしまうという感じ。
それも、コチラがすこしずつ学んで、少しの量を何度かに分けてあげるように。

利尿剤の効果もあったようで、ゼーゼー言うのはマシになってきて、峠を越した…かな。
ただ、相変わらず外で生活するコトをタケコは選択しています。(その後作成した小屋はグッズページ参照)

病状も不安定です。
でも、今のところなんとか快方に向かっているようです。
心配をしてくれた皆様、ホントにありがとう。


 


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