タケコ・台車犬闘病記 
 
原因不明、歩けない! 1996.12頃
 
ある、カナリ寒い朝の日、会社に行こうと2Fから降りてきて、テンを見上げるタケコの姿に愕然…!

「うわー、足の方向がヘン!!」

後ろ足が、まっすぐ前足の方に向かってピン、と伸びている

タケコは、足をまっすぐ伸ばす子じゃないから、オロオロしながら、「散歩に行こう」と声をかけてみる…。
「ウン、行こう、行こう」と目を輝かせるも、立ち上がろうとしても全く後足に力が入ってない…。

必死になって前足だけでズリズリと前に進む姿に愕然としてしまった。
 
でも、「今日は寒かったしな…体が温まれば歩き出すだろう」とまだ少し安易に考えていて、仕事の時間もあるので巨体を抱っこしてオカンと一緒に近くの公園まで連れて行ってみた。
しばらくそのまま座り込んでいたタケコが、すごく苦しそうに何とか立ち上がり、その場でおしっこをしゃがみこみもせずにした。
しゃがむことも出来なく
て、立ち上がるのがやっとの表情。
おしっこし終わったら、前に進むことも出来ず、その場に座り込んでしまった。
この姿を見たときにやっと事の重大さに気づくバカ飼い主なのであった。

そして、焦って病院へ連れて行き、とにかく痛み止めという注射を打ってもらい、しばらく様子を見ることに。

でも、相変わらずタケコは立てず、前足でズリズリと歩くだけだった。
排便・排尿だけはテンたちが後ろから体を支えて何とか立ち上がってする、という状態が続く。
 

歩けません・・・

全く痛み止めも効いてないようで、一度詳しく調べてもらうことになり、椎間板ヘルニアも疑って、レントゲンを撮るも、お腹を見せるのが大嫌いなので数人がかりで押さえつける。立てないということは、体のどこかが悪いからだろうに、ものすごい力で抵抗してた。

様々な検査をしてもらって、その診断の結果、特に骨とかには異状はないといわれた。

肝臓の数値が異常に高いのでココに問題があるのかもしれないとのことで、病院から頂いたドックフードに切り替える。

先生いわく、「めちゃくちゃマズいです、人間の食べるものを食べていた子は絶対に食べないと思いますので、食べるまでは一切他のものは与えないで下さい、これを与えればダイエットにもなると思います」といわれた。
しかーし、貪欲なタケコは、そのマズイペットフードも難なく平らげる(笑) ←後日、イヤがって食べなくなるのだが。

 

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