その後のワタシ 
 

タケコを亡くして、初めて「どんなに悲しくても、地球は回るんだなぁ」と痛感しました。
一匹の犬が死んだところで、一人の人間が死んだところで、何も変わらずに、日はのぼり、沈んでいく。。。
そんな当たり前のことが無性に悲しく、楽しそうに道を歩く人たちに憎悪さえ覚えました。

タケコを亡くしてから、最期の1週間はほとんど何も食べられなかったタケコを思うと食欲がなく、4日で4キロも痩せてしまいました。(でもこれって、1日1キロ食べてたってコトになるんだけど)

そんなワタシも、毎日、朝・夕の水の交換、お花を絶やさず、好物のお供え物を沢山用意し、線香をあげ、骨壷をナデナデする。。。
夜はタケコの首輪とお散歩して、この15年の中の思い出話に花を咲かせる。
そんな日々を過ごしました。
 
最初の頃は「どうして死んだの」「ごめん」と思う気持ちで泣き暮らす日々でしたが、そのうちに楽しかったコトを思い出す頻度が多くなり、少しずつ食欲も回復していきました。

あの時、仕事が忙しくなかったらこんなに早く回復できなかったんじゃないかな、とも思います。
これもタケコの仕業なのかな。。。
 
今まで興味のなかった「初七日」や「49日」の意味について調べ、「数回の審判を繰り返して、35日にタケコが次に生まれ変わるモノが決まるのか〜」と思い、次は何に生まれ変わりたいんだろうと考えてみたり。
タケコは優しいコだし、汚れを知らないコだったから、きっと生まれ変わっても幸せな人生を送れるから怖がらずに生き返るんだよ!と話し掛けたり。
そうすることで私自身も癒されていったと思います。
 
薄れ行くタケコの面影に鬱になったり、家に帰っても迎えてくれるタケコが居ない日々が恐怖だったり、もう動物はイヤ!と思った時期もあったけれど、やっぱりワタシは動物がダイスキ。
こう思わせてくれたのは、タケコのお陰。
いつか、タケコの身代わりではなく、運命のめぐり合わせでどこかのワンコとめぐり合えたら、迷わず一緒に生活を始めると思います。
そう思わせてくれるくらい、タケコの存在は大きく、かけがえのない存在だったんだなぁと思ふ。。。
 





ワンコを飼っている方、その他の動物を買っている方、ペットロスの方、、、
ワタシの体験談でしかないけれど、良かったら読んでみて下さい。
 
お願い1
 
もし、食欲が無かったり、吐いたり、下痢が続いたりしたら、
「そのうち治るだろう」と思わず、病院に連れて行ってあげてください。
こんなコトが取り返しのつかない病気の前兆であることが多いんです。

早めに処置してあげることでワンコへの体の負担も
飼い主の費用・お世話の負担も軽減されるはずです。

タケコの最期は、ワタシの監督不足で死期を早めたと思っているし、
きっと一生後悔し続けると思います。
そんな思いをする人が一人でも減りますように!
 

 
 
お願い2
 
自分のペットはいつまでも若いと思ってしまいがち。。。
だけど、何時の間にか歳をとってしまうんですよね。
そして私たちが見送ることになるでしょう。

どうか、思い切り愛してあげてください。
ペットの寿命は私たちより確実に短いんです。
人間の何倍ものスピードで駆け抜けていく生涯、
決して後悔の無いように、精一杯愛情を注いでください
愛して、手を尽くした分だけペットロス症候群は軽減されるそうです。

どうか、「ワタシが世界で一番愛した」と胸を張って言えますように。。。
 

 
 
お願い3
 
残念ながら、ワンコを亡くしてしまった方へ。
薄れていくワンコの記憶に罪悪感を覚えないで。

忘れるといっても、完全な忘却ではないんだけど、
ワタシはこの忘却に苦んでいます。
亡くして数週間で「本当にタケコはいたのかな?」と思う自分。。。
ワタシはそんなに薄情な人間なのかとも散々自分を責めました。
それくらい、今までと何も変わらず、地球は回るんですよね。

でも、忘れていかないと、生きていけないです。
いつまでもメソメソしていたら、ワンコが安心して旅立てないしね。
悲しむだけ悲しんだら、いい思い出だけを思い出してあげて。
一生懸命頑張って生きて、ワンコの分も頑張って楽しめば
自分がいつか逝く時、会えるよ、きっと。
ワタシはそう思うようにしてます。
だから、自分を責めたり、ワンコの側にいきたいと思っている人が居たら、
気休めにしかならないけど、そう思うようにして下さい。

「虹の橋」は「天国」の手前なんですって。
ということは、自分が「天国」に行けなかったらあえないんですよ〜。
だから、がんばろ。