01  初めてのポーセリンアート体験!
   
ポーセリンとは、陶磁器に転写紙を貼り付けたり、絵を書いたりするもののことです。
有名どころでは「チャイナペインティング」とか「ヨーロピアンペインティング」などが昔からあったそうです。
ここ最近では日本ヴォーグ社さんが「ポーセラーツ」という名前でこのクラフトを広めるため、色々とやっておられます。(日本ヴォーグ社で定められた転写紙や白磁を利用して作成したモノだけを「ポーセラーツ」と呼ぶそうで、その他のものを利用した場合は「ポーセリンアート」などと言われているようです)
 
ワタシは、このポーセラーツのインストラクター資格をとるつもりだったのに、曜日が合わずに受講できなかったため、「ちぇっ」と思い、独学することにしました。
しかし、まぁ、独学も面倒なので、近々、今習ってるトールのセンセからポーセラーツを習うでしょう、、、材料購入する所も平日しかやってなくて買いにもいけないので〜・・・。
 
 
1.材料
 
●電気炉
家庭用電源OKの炉です。
2003.7.6に届きました。
これがなくては焼成できませんから、最低限この機械は必要。

サイズや価格もピンからキリまでありますが、私が買ったものは外形はだいたい50cm角くらいで中は30cmほどのスペースがありますのでチトお高め。

焼成は900度ちょっとまで上がり、白磁の焼成のほかにも純金粘土(アートクレイシルバー)や七宝、陶芸の上絵つけにも使えます。
  
●転写紙
市販されているものを購入すればよし。
単色で自分で切って利用するものと、絵がかかれたものが売ってます。
最近はネットショップでも購入できますし、東京・大阪などの都心部に住んでいる方なら、結構購入できるお店はあると思います。
 
●セラミックマーカーなど
ペンで陶器に直接書くタイプのものやクレヨンで専用用紙に書き、貼り付けるタイプがあります。
 
●クラフトパンチ
穴あけパンチです。
いろんな形のものが売っていますので、好みのものをそろえると良いかと。
自分で型紙作って切り抜くのもいいですが、小さい切り抜きは肩が凝る…。
  
その他にも、陶器に色をつけるための絵具なども販売されてますが
今のところ私は転写紙利用のみなのでここでは省略します。
 
 
 
  
 
2.初作品
まずは手始めに市販の転写紙を利用して作品を作ってみました。
マグカップは本来、白磁というものを利用する用なのですが、高いので100円均一です。
水に転写紙を浸してシールが剥がれてきたらカップに貼り付けるだけ。
その後、空気を抜くようにカップと密着させて1日くらい乾燥させます。
 
転写紙は市販のもの。
バーゲンの時にゲットしたワンコたちと下はヒヨコとラグビーボール。

適当に貼り付けたのでうるさくなりましたヾ(;゚;Д;゚;)ノ゙

持ち手の部分には専用の用紙とクレヨンを使ってハートを書きました。
 
 
 
3.焼き上がり
作成できたら焼成します。
800度程度で2〜4時間程度というところです。
焼きあがり後は自然に熱がおさまるまで半日程度釜の中で放置します。
800度で焼成中の釜の中。
マグカップの持ち手部分が
オレンジに燃えてます。
  
出来上がり!
さすが市販の転写紙です、綺麗に焼けています。
こすっても大丈夫!
 
クレヨンは薄くなりすぎました。
この部分は別に再度焼いた方がいいかもしれませんね。
(後日談:使っていくうちにどんどん消えてきました)
 
 
 

余談
この時、ついでに今まで利用していた水転写紙も焼いてみました。
水転写紙の温度は250度程度と聞いていたのですが、フツーに800度で。
 
水転写紙の画像。
「Delicious」の文字は最初からカップに印刷してありました。
左右の「TAKEKO」や「WANKO」はセラミックマーカーで。

 
焼きあがりは無残。
見事に炭になってました(爆)
セラミックマーカーの部分はとても綺麗に焼きあがってます。

今度焼く時はもう少し温度を落としてみようとおもったのでした。
 
 
 
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