番外  水転写紙を使った作成方法
   
電気炉を購入してまでは作成できないけど、水転写紙なら…と思う方もいるかもしれないので、作成方法をここに載せておきます。
ちなみに、水転写紙で作成した食器は「すぐ剥がれる」ので本当に個人の趣味の範囲でどうぞ。
あと、インクも特殊なものを使っているわけではないので口元に当たらないように注意しましょう! 

1.材料
 
●水転写紙
転写紙にはパソコンなどから印刷する用の用紙と単色の紙で自分で切り抜いて使うタイプがあります。
この転写紙は東急ハンズなどのクラフト系のお店やインターネット等で購入できます。(A4サイズで1枚800円〜1000円くらいと思います)
インターネットではまとめ買いが原則なので最初は近くのお店を探して下さい。
水転写紙には淡色用と濃色用があり、淡色は白っぽい陶器に、濃色用は転写紙自体が白い用紙になっているので濃い色の陶器にも転写できます。

ちなみに、私が試し買いに使ったサイトはコチラです。

●コピー機
水転写紙を印刷できるコピー機が必要です。
インクジェット式は駄目なので、普通のコピー機かレーザーコピー機が必要。
コンビニなどのコピー機を利用する場合は、手差し印刷になるのでお店の人に了解を貰って下さいね。
ちなみにキャノン製のコピー機は静電気式なので用紙を巻き込んで紙詰まりすることがありますので注意しましょう。

●電子レンジ
オーブンが使える電子レンジが必要です。
水転写紙が焼きつく温度はだいたい200度〜250度なので、普通のレンジがあれば大丈夫と思います。
  



2.作成方法

1. パソコンを使ったり、単色転写紙を使ってマグカップに貼り付けるデザインを作成します。
  
2. 作成できたら転写紙を適当な大きさに切り、水(冬の場合は温めのお湯がいい)につけ、数秒待ちます。
しばらくすると転写紙が剥がれてきますので、シールを貼る要領で陶器に貼り付けます。
 
3. 貼り付けの時、シールと陶器の間に空気が入らないように気をつけます。
ティッシュやタオルなどで水分を拭き取りながら密着させます。
その後、半日〜1日程度放置して乾燥させます。
 
4. 完全に乾燥して、陶器と転写紙の間に空気が入っていないことを確認したら200度〜250度のオーブンで10〜20分程度焼きます。
初めて焼く時は、自宅のオーブンがどんな具合か分かりませんから、低めの温度で短時間焼くのを繰り返して様子を見たほうがいいと思います。
接着性を良くしたい場合は、多少水泡が浮き上がってくるくらいまで焼いた方が耐久性もよくなると思います(綺麗に空気を抜いたつもりでも結構残ってるので)
 
5. 焼いた陶器の熱が冷めれば出来上がりです。
水転写紙で耐久性は余り良くないので、なるべく長時間水につけたりするのは避けて、洗うときも転写紙の部分は避け、すぐ乾燥させるように使えば、1年くらいは綺麗に使えます。



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